愛憎渦巻く人間模様!手に汗握るストーリーから目が離せない!!

「シンドローム」が韓国で放送された当時、まず視聴者を驚かせたのはオ・ウニが覚醒下手術を受けるシーンだった。

覚醒下手術とは、頭蓋骨を開いた後で患者を一時的に麻酔から覚醒させ、執刀医が患者と会話をしながら進めていく術式のこと。腫瘍が言語中枢や運動中枢のそばに位置しているなど、神経を傷つけるリスクが高い場合に行われることが多い。患者の反応を見ながら手術を行うことで、失語症や麻痺などの後遺症を減らせるというメリットがある。
その一方、意識のある状態で手術を受けることに対する恐怖感やストレスなど、患者への負担も大きい手術だ。しかし、強靭な精神力をもったウニは周囲の反対を振り切って自ら覚醒下手術を選択し、腫瘍の摘出を見届ける。ところが、テジンの企みによって彼女は思わぬ後遺症に悩まされることになってしまう…。

ウニが発症する相貌失認(そうぼうしつにん、prosopagnosia)とは、人の顔を見分けることができなくなる一種の認識障害だ。事故やウイルスによる脳障害によって発生するものと先天性のものがあり、どちらも根本的な治療法は見つかっていない。

劇中のテジンは、脳地図を完成させるという野望のため、意図的に患者の脳に傷をつけ、視覚障害や相貌失認の後遺症を作り出していく。人間としての良心を捨てて怪物になった男と、逆境を乗り越えながら医師として悪に立ち向かう主人公たち。神秘的な脳の世界を舞台に交錯する、複雑な人間模様から目が離せない。

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